RX-7は世界に類を見ないロータリーエンジンを搭載した、マツダが生産していたスポーツカーです。
デビュー当時はサバンナRX-7と呼ばれ、その後はアンフィニRX-7、マツダRX-7と名前が変わっています。それぞれどの世代も、ピュアなスポーツカーとしてランキング上位に顔を出す人気車種でした。
初代サバンナRX-7はSA22C型で、1978年に登場します。エンジンは水冷2ローターのロータリーエンジンで、12A型と呼ばれるNA(自然吸気)のエンジンでした。
1983年にはターボモデルが登場して、ロータリーターボとしてスポーツカー人気を高めます。コンパクトな車体に、高回転高出力のロータリーエンジンは、走りを楽しむ人たちに絶賛されたのです。
そして1985年になると、RX-7はFC3S型としてはじめてのフルモデルチェンジを受けます。搭載されたエンジンは、インタークーラー付きターボの13B型です。
FC型のRX-7にはカブリオレモデルも存在し、走りをスピード以外でも楽しむことが出来るようになりました。初代より大型ボディにはなりましたが、エンジンの出力アップで走りそのものも大きく進化しています。
その後RX-7の最終形となるFD3S型が1991年に発売され。サバンナの名称が外されます。当時のマツダ販売店の名前をとり、アンフィニRX-7となって登場します。
ボディが3ナンバー化されましたが、ロータリーエンジンを採用した軽量ボディは健在。コーナーリングで駆動輪を浮かすことが無いサスペンションには、スポーツカーファンをとりこにするものがあります。
スポーツカーに必要なのは高出力なエンジンを一番に思い浮かべがちですが、軽量であることこそが軽快に走るためには必須の要素。FDはその優れたハンドリングから、もっともピュアなスポーツカーともいえるでしょう。
FD3S型のRX-7はその後、販売店の変更でマツダRX-7と名前が変わります。スポーツカーとして熟成を重ね、ライバルのスカイライン、フェアレディZ、スープラ等と同じ、280PSのエンジンも搭載されていきます。
マツダはユーノスコスモの生産を1996年で終了したため、その後はロータリーエンジンを搭載した唯一の車種として生産が続けられました。
しかし排ガス規制への対応と折からのスポーツカーが売れないマーケット状況から、2002年にRX-7はその歴史に幕を下ろします。
RX-7の最終方FDはあまり販売も伸びず、マツダにとっては存続が難しかったのでしょう。日産は2008年GT-Rを復活させましたが、マツダはRX-7を復活させる日が来るのか。
スポーツカーランキングをにぎわした名車、RX-7の復活を望むファンは決して少なくないはずです。筆者もRX-7の復活を望む一人なのです。
マツダのスポーツカーといえば、なんと言ってもRX-7にたどり着くでしょう。現在は4ドアスポーツのRX-8が発売されており、過去にはユーノスコスモも存在していました。これらの車種はすべて他に類を見ない、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーです。レシプロエンジン車では、マツダロードスターが生産されています。
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